日々是精進。(はてな館)

日々ネットで調べたり、付箋に書き留めたものをアップしています。子育てで中断しながらも、年に数回投稿しています。皆様の恩恵に感謝しつつ。

日々の記録を残しています。皆様の恩恵に感謝しつつ。

20250309 きのこカンファレンス 2025 の参加&お話し記録

みなさまこんにちは。気がつけば、はてなの記事 50本目になりました!
ほそぼそと、こちらのプラットフォームを利用させていただいてから、7年くらいが経過しています。書くペースは落ちましたが、文章多めの記事を残したいなというときに利用させていただいてます。
まずは、はてな様に感謝、感謝でございます。

さて、本題は 3月9日に開催された「エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2025
についての記録になります。

今回は、貴重なお話の時間をいただきましたので、Making of ... も兼ねた記録としてブログに残すことにします。

 

わたし、うっかり気軽に応募してみた

わたしに関して申し上げますと、技術をテーマにしたお話の機会は少なく、適切な話題も能力も持ち合わせておらず、最近の話題についていけてないところがあり、IT 系のカンファレンスや勉強会への参加や発表はちょっと縁が遠くなっておりました。
お話できても「やってみた系」路線になってしまうのがお恥ずかしい限りです。

ただ、きのこカンファレンスに関しては、最初からテーマが明確だったこともあり、公募の募集が始まると、こんなことも考えながら投稿フォームに記入、ボタンを押しました。

  • 多様性があってもいいかもしれない。
  • 自分が気軽に応募してみたら、きっと『それならわたしも!』と思ってくれる方も増えるかもしれない。
  • 日頃「生き延びる」「生き残る」と呟いているので、少なくとも脱線はしていないと思われる。

その時の半年前のポストも添えておきます。

わたし、この先あやしくなった

ありがたいことに、お話の機会をいただくことに決まったのが、10月。
ただし、当日の3月までにだいぶ時間があります。
タイミングとしては転職して半年が経つころ。お仕事でも最初のちょっとした壁があったので、「無事にイベントと、転職1年を迎えられたらいいなあ...」と、ぼんやりと考えていました。

そうこうしているうちに、年が明けて1月。健康診断も問題なかったはずなのに、いきなり突発性難聴になってしまいました。
それまで、あまり体に関してのトラブルはなかったので、やはり本人比ではインパクトの大きい出来事でした。結果的には、聴力が一時的に重度難聴のレベルに陥ったものの、その他の症状が出なかったためお仕事を中断したり入院までには至らなかったのですが、いつそうした症状が出るか不安を抱えていたので、慎重になるしかありませんでした。
*1

 

実のところ、「ほんとうに無事に3月イベントに参加できるんだろうか?」といった不安ばかりが募っていきました。

ひとまず生き残るモードに切り替えて、他のことは考えずに最低限のお仕事と家事だけこなし、薬を飲みながら無理しないことを心がけた1ヶ月。

良くも悪くも症状が落ちついて、そろそろ普段のペースに戻してもいいかなと思ったのが2月半ばでした。早いものですね...。

わたし、なんとかするしかなくなった

耳の症状については、聞き取りにくさは残ってしまっていますが、自分が話す側ならなんとか大丈夫。
とはいえ、なかなか資料作りに手が出せず、疲れたら思い切って休むという日々を過ごしていたら、あっという間に開催週に....。

入念に、なんども打ち合わせや準備を進めていらしたスタッフの皆様、スポンサーの皆様、登壇者の皆様のことを思うと、大変申し訳ない気持ちしかありません。

わたしのお話作りに関して申し上げますと、タイトルや、一番伝えたい言葉が見つかれば、あとはお話を紡いでいくだけになります。 造るわけではなく、全て「自分の経験から」なので、このあたりのアプローチは変わりません。

これは必ず盛り込みたいというものは、すでに何カットか心に描いていたので、書き出して繋げていくやりかたではあったのですが...。

本人やる気が高まっている(というか、もう流石に仕上げないとダメな)時に、機材トラブルって起きるものなのですね...。

その後はスライドの中でお話しした通り、「もしかしたらそうなるかも..」と予感がしていたプラン B での制作になりました。

制作工程に関しては、note の記事のほうにも少し残してあります。

note.com

なお、ここ3年ほどはプライベートではコーディングの機会も減っていたので、使ったとしても iPad Pro くらい。その iPad が電源故障となると、予備機はバッテリーが劣化した古い MacBook しかありません...。

万が一のため、スライドは iPhone でも表示できるように、非力な MacBook を使って Keynote に貼り付けしつつ最低限作成し、iPhone での表示チェックも行っていました。

さて、もはや紙芝居な仕上げ方になってしまいましたが、お話込みで通しで実測をすると28分に達してしまい、そこからはひたすら削るのみでした...。*2

わたし、はずかしながらも駆け込んだ

素直にお話しの直しやスライド(もはや紙芝居)の入れ替え、差し替えのため、仕上げは当日朝になってしまいました。*3

予備機の MacBook で自宅での表示テスト、iPhone でのテスト、予備電源とケーブルの準備、さらに何度かの計測と直しを経て、とにかく会場へ。
連絡を怠っていたにもかかわらず、信じてお待ちくださった @magnolia_k_ さま、関係者の皆様、本当にありがとうございます。

駆け込んだ際にもあたたかい声をかけていただけて、どれだけ心が救われたことか!!

ありがとうございました!

わたし、世の中変わってきたなと実感した

わたしは14時半からの枠でしたので、「この画面に映すんだ...」と若干恐縮しつつ、休憩コーナーのブースをお借りしてスライドの図の位置調整や流れのチェックに終始していました。本当は参加者としても楽しみたかったのですが、こればかりはわたしの大失敗で、仕方ありません。X へのポストも普段より控えめになってしまいました....。

ただ、まわりから聞こえる LT やセッションの楽しそうな様子、X の投稿から、イベントの熱量を感じていましたし、間違いなく皆様いろいろ持ち帰りのできたイベントだったと思います。

わたしのお話そのものに関しては、ここではスライドを載せておくにとどめます。

会場を見渡したとき、うなずきながらお話を聞いてくださる方の様子が伺えて、ほんのりと気持ちが暖かくなりました。*4

また、お話のあとは脱力してしまったのですが、X でやりとりさせていただいている方にお声がけいただいたりして、懇親会や1対1でのお話が苦手なわたしにはありがたい限りでした。

なお、お話としては子育てに絡んだ内容だったので、男性にとってはあまり響かないかもしれないと思っていたのですが、終わってみると男性からも感想やお声がけをいただけました。暖かいコメントもいただきまして、内容はそっとわたしの心にしまっておきます。(もちろん女性の皆様、おなじような年代の皆様からのお声がけも、とても嬉しかったです!)

また、後からのセッションで、開催に関して多様性を重視するといった点もお聞きしたので、たしかに女性のスピーカーも多く、「世の中が変わってきたのかなぁ」と感じるイベントでもありました。

わたし、伏線回収した

スライド作成の顛末で、「事故は起こるさ〜」という一枚を差し込んでいます。
今回このブログを書くにあたって、以前の記事を読み返していたのですが、同じフレーズを以前参加した 吉祥寺.pm のメモ書きの中に見つけました。

お話自体は障害対応の件でしたけれど、体調にしろ機材のトラブルにしろ、当日までにいろいろ起きることはあるし、無事なのは実は幸運なんだというのを実感しています。

また、わたしのお話の中で「(なにかあっても)すべてネタにする!」という気持ちでやっていると触れています。

それと対になるのですが、こうやって記録に残しておき、後から読み返すと「ああ、これは繋がっているかも」と思い直したり、気づきが得られることがあります。

そんなときは、「伏線回収した!」と思うようにしています。

ブログを書いておくことの、あとあとになってのお楽しみなので、今回の記録もまたなにかの伏線回収に繋がると信じています。

それから、きのこカンファレンス 2025 に便乗して、昨年協力させていただいた大吉祥寺.pm のステッカーを入手することができました。

これも伏線回収の1つとして、ホクホクしています。

機会をいただき、ありがとうございました!

わたし、すこしだけ書き出した

note 側の記事にも貼ってありますが、こちらも当日の様子を少し。

当日会場駆け込みでした...。

会場での絶賛調整...

LTや会場の様子を少し。

会場へは駆け込みだったのは上述の通りです。

その上で、「世の中すごいな!(語彙力乏しくて恐れ入ります)」と感じたのは、入館方法からでした。

イベント開始前だと違ったかもしれませんが、わたしは途中からの会場入りだったので、ビルの入館に関してもオンラインでの予約とコードの読み取りになっており、スタッフがビルエントランスにお迎えに来る必要もなく、会場フロアまで向かうことができています。

過去にわたしがスタッフとして経験したイベントだと、電話や SNS 経由で呼び出してもらって、お迎えに上がるという対応をしていたので、コロナ禍も挟んで、世の中進歩しているなあ...と感じました。

会場でも、スタッフの皆様同じパーカーを着用されていたので、質問や受付についてなど、お声がけしやすく助かりました。また、会場ごとに張り付きでお仕事をされている様子も伺えて、おもてなし感に溢れている印象を受けました。

また、メインの会場に並行して、座談会や相談会、別セッションもあったことにも驚きでした。スポンサー企業様とのコラボ、公募で出てきたアイディア、面白そうなお話から企画がさらに広がったんだろうなと思っています。

今回のイベントでは、スタッフの皆様も振り返り的にたくさんブログを書かれているようなので、少しばかりですが、会場から受けた印象や、雰囲気についてのコメントがお役に立てたら良いかなと思って添えておきます。

わたし、こんな資料でおはなしした

最後に、今回のわたしのお話のスライド(といいつつほぼ紙芝居)を載せておきます。

次回(きっとある気がしますので)、「これなら自分も話してみたい!」という方が増えたらいいなあと思っております。

わたしはわたしで、余技も使って応援する側になれたらいいなと考えています!
(伏線回収できるといいなと思いつつ)

speakerdeck.com

*1:このあたりの経験は、わたしにとって意識が変わるような事態でもあったので、どこかでまた書いておこうとおもっています。

*2:それでも、本番でのスライドでも、21分くらいになってしまい、本当にお恥ずかしいです。

*3:徹夜で仕上げるというのだけは避けて、ここまでできているなら体力温存のため今日は寝る!という判断で、それなりの時間でちゃんと寝ています。

*4:話す側にとっても、「お話聞いてくださっている方がいるんだ!」というのは、この上ない励みになります!