20200711 第21回 Redmine大阪Onlineに参加&LTしてきました。
みなさまこんにちは。はてなの記事、40本目になりました!
今回は 第21回 Redmine大阪Online に参加&LTしましたので、そのレポートになります。
と言っても、昨今の事由によりオンライン開催での勉強会です。
わたし個人では移動のための時間が取りにくいこともあり、オンラインでの参加やお話ができる機会は、それはそれで大変ありがたいものであったりします。
お話の感想など
わたし自身の発表の準備のため、気がそぞろで、LT時間に入ってからは毎度のことながら集中できず申し訳ない限りです。
(出番までとても緊張していました....!)
わりと勉強会に参加するとつぶやいたり、グラレコしたりするんですが、なぜかRedmineがらみの勉強会は、気持ちに余裕がなくてなかなかできません。
不思議ですね!
メモ:前田さんのおはなし
本家Redmineの開発大勢、コミッタの方々の動きや、RedMicaのお話。
個人でだと、どうしても要望が取り入れられなかったり、難しいなあと感じていたのですが、JPLさん以外の各方面の主要メンバーが、ビジネス視点からも関わってくださっているので、安定してきているなあと感じます。
以前よりもわたしも本家を見に行く機会や、予定されている更新をキャッチする機会が増えました。
その中で、日本の方が活躍されているのを見るのはとても嬉しいです。
ファーエンドテクノロジーの石川さんのような、若い女性も活躍されているというのは、同じく刺激や励みにもなります。
* * *
実のところ、Redmineへの関わりに悩んでいて、やさぐれていた時期がありました。(後述します。解消されたわけではなく、たまに再発します)
そんな折に、ファーネドテクノロジーの方々からプラグインに対してプルリクをいただいたり、情報をいただいたりと、助けていただくことが増えました。
逆にわたしも再びRedmine本家を見に行く機会も増えました。
何年も前、管理者として投稿したりVoteしていた小さな要望が、ついには実装されたというのも感慨深く感じることも増えました。
ありがたいことですね!
LT:「ブラウザさんをながめてみよう!(仮)」
LTに申し込んだ理由:その1
Redmine大阪、LTは早めに参加します!と申し込んでおきました。
とは言え、LTのみですが、Redmineがらみで話すのは少ないわけではありません。
「またアナタ?」「新しくお話してみたい方を優先しようよ!」と、われながら心の中で突っ込んだのですが、「多様性があったほうがいいのでは」と感じてのこともあります。
多様性に関しては、どちらかと言うと「女性の発表者がいてもいいじゃない」という勝手な想いでしょうか。
こういうオンラインだからこそわたしは参加ができるので、少しでも「やってみよう」と思ってくれた方がいればいいのですが。
(運営のみなさま、勝手にすみません!!)
LTに申し込んだ理由:その2
さて、真の目的ですが、昨年の第20回 Redmine大阪 でのLTにつなげたかったからです!
この場で、「こどもれっどまいん」のテーマのプロトタイプについてお話をしました。いつも真面目にLTの内容は考えて話しているつもりですが、その回のお話はなんだかウケがよく、わたしもその気になってしまいました。
そこから1年ほどを経て、みなさんに少しずつ取り上げていただけたおかげで、わたし自身もテーマを成長させていくことができました。
だからこそ、こんな気持ちになりました。
- つづきはまたRedmine大阪でお話したい!!
- なにかしら成長したこどもれっどまいんについて話したい!
- 夏休み前に発表して、気になったら使ってもらいたい!
LTのネタに悩む!!どうする???
ですが、LTのネタがかぶってしまうのは、なんとか避けたい........。
今までのわたしのLTだとプラグイン開発のことばかりです。今回もすでにLTでそのお話があります。構築関連のお話も枠に入っています。テーマについては自分で先日つぶやいたばっかりで、話題性がありません。
- そしてメインセッションのお一人に、みうみうさんがいる!
- いかん、このままでは地味におわってしまう!!持ってかれちゃう!!
悩んだ挙句、良いものが出てきません....。
結局は、普段の開発で気をつけていたり、いつかマンガでとりあげようと画策していた話題を持っていくことにしました。
なんと元ネタは3年前です!!
ということで一夜漬けでのLTの内容ではありません!(と自己弁護)
(ご覧いただけるかわかりませんが、キャラクターの元になったお話の原作者のエイトさん、ありがとうございます!)
LT駆動開発でのWikiプレゼンテーションモード
ネタは決まりました。
内容的に、マサカリが飛んできそうなトピックなので非常に迷いましたが、困ったら「こどもれっどまいんの新機能おひろめ用」として切り返せばいいや!
安全に使うという意識が高まるのならいいじゃない!
そう思って書き始めました。
ただし、「おひろめ用」という切り返しのためには、なにかしら機能を追加しないといけません....。
こどもれっどまいんには、「こどもたちが自分たちの成果を簡単に発表できる」機能があるといいなとも思っていましたので、目をつけたのがココ。
ということで、「Wikiにプレゼンテーションモードを付ける」ことを目標にしました。
JavaScriptのライブラリには、プレゼンテーション(スライド)用の reveal.js というものがあります。
こちらを組み込むことを考えたのですが、テーマの範疇では、1つのJavaScriptで完結させないといけません。
minifiするとかトランスパイルしてtheme.jsに押し込むと、今の段階ではソースが調整しにくくなります。
プロトタイプとして簡単なプレゼンテーションモードができれば良いということで、今回は、JavaScriptとCSSで自前での対応としました。
Wikiプレゼンテーションモード、なかなか良い??
荒削りながら実装してみて、なんとかLTでスライド的に見せる目処がたちました。
でもLTの本題の中身はまだ書けていなかったので、「はいすいのじん」のチケットを作成して、ひたすらWikiに内容を書いていきます。
で、実際にやってみると、KeynoteやPowerPointを使うよりもとても楽!!
ふだんの1/3くらいで仕上がりました。
スライド用のツールを使う時は、フォントにこだわったり、レイアウト、インデントにかなり気を遣うので、そこで結構時間が取られるのですよね。
今回はWikiベースですので、あまり欲張ったレイアウトは取れません。
その分、位置は自然に整うので、余計なことを考えずにシンプルに内容を埋めることに専念できたからかな、と思います。
数回ためしに練習と録画をしてみて、10分くらいに収まりそうというのもわかったので、あとは時間まで画像を準備したり、削る部分を確認したり、ナビゲーション機能を改善してみたり....。
LT発表タイム!
Comment Screenの起動が推奨されていたのですが、画面がちょっと気になるので、申し訳ないのですがオフにさせていただきました。
また、通信状況やマシンスペックも気になるので、LTの間はカメラオフにさせていただいております。
ということで、スライドは以下になります。
お話中は、やっぱり焦っていたので思わぬこととかうっかり表現的に変えた方がいいことが入ってしまいました。(言い間違いとかもありました、まだまだダメですね...!)
とりあえず、一通りお話終えて、スライド作りのチケットをクローズするまでできて、なんとか目標は達成。
だいぶ自己満足な内容で、時間もオーバーしてしまいましたが、Twitterで反応くださった皆様、ありがとうございました!
LTの資料をまとめる(事後)
さて、このブログを書きつつ、LTの資料は(突っ込みどころはたくさんあると思いますが)あっぷしなくちゃなー、と思っていたのですが.....。
Wikiのプレゼンテーションモード、印刷からPDF化してSlideShareにアップしようとして、積みました.....。
表示のCSSは調整しましたが、印刷用のCSSをまた別途用意しないと、表示された通りにはPDF化できないんですね....。
これは考慮漏れとともに、また新たに「こどもれっどまいん」にissueを作成して、ちょこちょこ対応したいと思います。
夏休みが終わる前にがんばります!
参加しての気持ち
本当はいろいろ感想があるのですが、時間がかかりそうなので、今書けることを書いて報告としようと思います。とくに、気持ちの変化について。
プラグインをメンテすることの気持ちの変化:その1
ほそぼそとプラグインを作っている身としては、わたし自身の運用経験を踏まえて、「いつか本体に実装されてプラグインが不要になるのが一番!」と思っています。
ただし、プラグインや要望がなかなか取り込みが難しいのは承知しており、それまでは、必要にしている方がいる限りはメンテしよう...と思うようになりました。
気持ちの変化:その2
使っていただけるのは嬉しいけれど、なかなか難しいissueをいただいたりすることもあります。
正直、気分が落ち込みます。
一時期かなりやさぐれていましたが、OSSだから、「必要ならフォークして。動きが気になるなら自分で直して」と割り切れるようになってきました。
既存の機能の不具合の修正や、本体のバージョンアップへの対応、維持は基本的にやっていこうと思います。
ただし、新機能は別。
本体実装時の参考とか反面教師になればいいや、みたいな気持ちで、新しいこともちょっとずつ取り込んでみています。
そういう気持ちの切り替えをしたせいか、個人のプレッシャーが減ったり、純粋に新しい技術?を取り込んでいこうという楽しさが生まれています。
これは、ここ2年くらいでの変化です。
Redmineの本体とは別に、RedMicaやPlanioといった、少し進んだ形での提供の姿を見たから、ということも大きいです。
Railsに関わっている1開発者の視点から
昨年の今ごろは無職に突入し悩んでいましたが、なんだかんだで現在は開発部署でお仕事をしております。
大きくなってしまったプロダクトをバージョンアップしていくのは大変です。
Railsが中心の場でお仕事をしていると、「Redmineが何世代ものバージョンアップをへて生き続けている」ことにたいし、敬意の念すら沸くようになりました。
1運用管理者、1プラグイン開発者視点だった時はRedmineのバージョンアップは悩ましいかったのですが…。
— たかのあきこ@freeCodeCamp攻略中 (@akiko_pusu) 2020年7月12日
いま、Railsのフレームワークに乗ったアプリケーション開発に関わる立場になって、その大切さや大変さを実感しています。
何世代も更新して生き続けてるのには、畏敬の念すら感じます。
プロジェクトマネジメントの視点とどう向き合うか
わたしは今までの働き方とか性格の問題もあり、あまりこう言った観点ではRedmineについて語ることができません....。
Redmineというツールを基点にはしつつも、悩める現場のみなさんを鼓舞するため、改善を目指すため、広い視点で活動を続けてくださっている、小川さんやRedmineエバンジェリストの皆様はすごい!と日々思っております。
わたしはどちらかというと、情報共有し記録を次につなげる「ストック型」の使い方の面で、Redmineに惹かれています。
この点でも、わたし自身の関わり方で悩むことがありました。
ただし、今は「多様性があってもいいじゃない」と考え直しました。
わたしの持ち味を活かして関われたらいいかな、と思い直しています。
以上、ちょっとまとまりがないのですが、忘れないうちに記事とさせていただきました。
まとめ
つらつらと書きましたが、まずは主催、進行のスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
自分のことだけで余裕がなく、ほかの発表の皆様のお話をじっくり伺ったり、お話まではできませんでしたが、おなじくRedmineを話題としていっしょに参加できたこと、嬉しく思っております。
1年前にうまれた「こどもれっどまいん」ですが、このイベントで、みなさんに使っていただいたり、可愛いと言っていただけたのも、作り手として本当に良い機会でした。
(とってもうれしいですよ!!)
テーマについてはお話はしませんでしたが、プラグインと並んで興味を持っていただける方が増えたら、少しは役に立てたかな?と思います。
あと、ご安全に使っていただけたら。
これからゆっくり資料や動画を拝見しようと思います。