すこしだけふりかえり
みなさまこんにちは。はてなの記事、35本目になります。
今回は、昨年夏からの振り返りをすこーしだけ書きます。
たぶん、なんども書いては消し、書いては消し、の結果にはなると思います。 また、わたし自身にしかわからない内容かなあ....とも思います。書きたくて、書けないこともある。
そのあたり、どうかご容赦を。 ただひたすら、感謝の気持ちは間違いなくあります、ということくらい。
おしごとについて
昨年の夏から、新しい環境に馴染むためいろいろ生き延びる試みをしていました。 あまり詳しくは書きませんが、純粋にエンジニアのお仕事というよりは、セールスチームの1人として働いておりました。
この期間を通して、いろいろなお客様先にご訪問できたことは、わたしにとってとても良い経験でした。
なかなか(伺い知れるのは一部分とは言え)、お話を聞ける機会というものが少ないので、それこそ「私たちの現場ではこのようにしている」「こういったものを使っている」ということを聞けるのは、一個人として、非常にワクワクする経験でした。
その一方で、わたしはセールスチームの中でうまく立ち回れたか、問題を解決出来たかというと、残念ながら厳しかったとしか言えません。 そもそもの考え方、対応の仕方といったあたりは、バディさん(と勝手に心の中でリスペクトしていた方)に、これまた少しだけ学ばせていただいたものの、なかなか形にならず。 バディさん側でもわたしの動きに対して忸怩たるものがあったかな...と思います。
お客様の身になって考えることはできただろうか?
個人的に、情シス時代からユーザさんのところに行ってお話を聞いて、トラブルを解決するというのは好きでした。 おそらく、まだそんなにひどい目にあったことが無かったからこそ、考えが甘いのかもしれませんが、一緒にどこが問題か発見するのは、とても楽しいものでした。
そういう点で、セールスチームかつサポートも一部担当していたので、つい嬉しくなって張り切ってしまう。 かえってそれが逆効果、ということもありました。
なんどか、「それは書きすぎ」「先に結論書いて」「丁寧なのはいいけど...」ということが何度あったことか^^;
そもそもは対面で確認するほうが好きなのですが、テキストベースだと、状況がなかなかわからない。 わたしには、ついつい情報を盛り込んでしまうという欠点があります。
指摘を受けつつ、自分なりに工夫していったつもりですが、やはりまだまだなところもあったのでしょう。 押し付けがましくなかったか、相手に辟易されていないか。
最後には、わたし自身も「これでいいのか」という不安はつねに付きまとっていました。 メールやSlack、サポートツールの送信ボタンを押すまでに何分も考えて見直して、ということが常にありました。
難しいですね。
仕組みを理解する
扱うサービスがどういう仕組みで動いているのか、データはどう流れるのか。 最初に取り組んだのは、そのあたりの把握でした。
エンジニアの方が書いたドキュメントはもちろんありますが、わたし自身が開発したわけではないのと、何層かのレイヤーに別れて動くものだったので、なにがどうなっているのか最初はさっぱりわからず。 (ユーザとして使ってはいましたが)
ローカル開発環境でアプリケーションを立ち上げる、データの流れを確認する、非同期でジョブがなにをやっているのかを追いかける。 そんなことだけで1ヶ月くらいはすぎていたかと思います。
その間に、営業資料的なもの、とくにシステムの全体像的なものが無かった状態だったので、そこを書き出すことにしてみました。
もちろん開発側から見ると、だいぶ端折ったりしているものなので、物言いはあるかと思います。
それでも、そうしたものがないと自分が説明できない、「とにかく困るのは自分だから」という気持ちで流れを図に起こしたりしていました。
はてさて、これが他の方にとっては役に立ったかどうかはわかりません。 でも、あるとないとでは自分の安心感が違うので、お仕事のかなりの時間をパワポ職人に費やしたこともありました。
もうちょっと違うところにもパワーを使っていたらな、と、今にして思います(^^;;
エンジニアとしてはどうなったか
開発に直に関与するよりは、リクエストを出す側、もしくは検証してみてフィードバックする側だったので、わたし自身のスキルが仕事を通して上がったかというと、現状維持というのが正解かもしれません。
どちらかというと、ほそぼそと続けている個人活動側で、なんとかコードに触れる機会を保てていたかな....という感じです。
ただし、直にガンガン手を動かしたわけではないにしろ、「こういう組み合わせ、こういうものを使うのだ」といった(浅い)知見は溜まったかもしれません。 もう少し深めていけたら良かったのですが。
うれしかったことはなんだろう
「ものすごい達成感!」というものは、残念ながら無かったかもしれません。 小さな達成感、自分なりの理解に対する安堵感、そんなものが積み重なった感じかなと思います。
残念ながら英語は思ったより使う機会がなく、伸びがイマイチでした。
もちろん、お客様の課題が解決した、検討をしていただいたという点での達成感はありました。
結果は色々であったにしても、お客様側が時間を割いて考えてくださったこと。 意見を(良い面悪い面含め)伝えてくださることには、本当に感謝感謝、というしかありません。
みんなの「たいへん」をなんとかしたい
わたしの力では及ばないかな...と痛感しつつも、いつも考えていたのは、『みんなの「たいへん」をなんとかしたい』ということ。
わたし自身が苦労人、うだつがあがらないという道を歩んでいるので、そういう大変なことはできるだけスキップして、若い方には前に進んでほしい。 そのためにできることはないかな、ということがとにかくモチベーションでした。
この考えは、いろいろあってふりかえりしてみた中で、変わっていないなと感じています。